こんにちは
声優覆面ブロガーれお(仮名)@seiyublogです!
前々回、滑舌の母音改善方法についてお話ししました。
今回は、子音(しいん)について説明していきたいと思います!
では、始めます!
まずは音の仕組みをおさらいしよう
子音には、大きく分けて2種類あります。
①舌の動きによって発音されるもの
②唇の動きによって発音されるもの
なので、苦手な行がどちらに分類されるのかによって鍛え方が変わって来ます。
五十音を分類すると、
①舌の動きによって発音されるもの
カ行、サ行、タ行、ナ行、ヤ行、ラ行、ガ行、カ゜行、ザ行、ダ行
②唇の動きによって発音されるもの
マ行、ワ行、バ行、パ行
一行だけ例外があって、ハ行は喉を使って摩擦音を作ることで発音します。なので口の形は母音と同じです。
舌の鍛え方
今日は、カ行サ行タ行ナ行ヤ行ラ行ガ行カ゜行ザ行ダ行が苦手な人の為の舌の鍛え方について説明して行きたいと思います。
内舌筋を鍛える
鏡で自分の舌の動きを確認して欲しいのですが、上記に書いた行が苦手な人は、舌の筋力が弱く、舌全体が平べったくダランとしている人が多いです。
そういう人はまず、舌を中心に引き寄せる筋力を鍛えましょう。
舌は細かい筋肉の集まりです。
その中でも、舌の形を変える筋肉をまとめて内舌筋と呼びます。
まずは内舌筋を鍛えて行きましょう。
最初のうちはゆっくりしっかりと、縮めたり伸ばしたりを繰り返しましょう。
しっかりと動かせるようになったら、素早く練習することにもチャレンジして下さい。
外舌筋を鍛える
次は、舌の位置を変える筋肉、外舌筋(それぞれの子音のポジションに舌先を持っていく時に使います)を鍛える方法です。
注意点
トレーニングの注意点
トレーニングの注意点は、必ず鏡を見ながらやる。ということです。
ちゃんと真っ直ぐに舌が使えているかチェックして下さい。
本来の偏った癖を持ったまま筋トレを続けると逆効果になりかねません。
実際に喋る時の注意点
実際に発音をする時には、極力舌の力が抜けていること、脱力していることが重要になってきます。
そうでないと、素早い舌の動きは実現出来ません。
例えば100メートル走で、全身にガチガチに力を入れたら却って遅くなりますよね?それと同じです。
舌を適切な形で、適切なポジションに持っていけるだけの適切な筋力をつける為の筋トレです。
トレーニングと実際の発音時をはっきり分けて考えて下さい。
効果を焦らない
今までも早口言葉や舌の運動をやってきたのに、効果が出なかった、という方も諦めずに毎日少しずつ続けて下さい。
筋トレは正しい方法で継続すれば必ず効果が出ます。
ですがすぐではありません。もう少し続けたら効果が出たのに、その手前で諦めた人がたくさんいました。
頑張って続けましょう!
舌の長い短いは関係ない
よく「私は舌が普通の人よりも長いから」「舌ったらず(舌が短い)だから」滑舌が悪いという人がいますが、舌の長さは関係ありません。
長ければ長いなりの(短ければ短いなりの)舌の使い方を適切に身体に染み込ませればいいのです。
また、舌の裏側に付いている舌小帯というひも状の部分が短く舌を引っ張られている人もまれにいます。
僕も声優の仕事を始めてから、その症状に気付き、歯医者さんで手術をしました。(その症状については後日詳しく書きます)
でも、それ以前も舌のトレーニングでなんとか凌げていたので、大丈夫。
あきらめる必要はありません!
まとめ
今日は、主に舌のトレーニングについてご説明しました。
サ行、ラ行が苦手という方が沢山いると思いますが、少しづつ諦めずにトレーニングしていきましょう!
それぞれの舌のポジションについて、と口の周りのトレーニングについてはまた別のブログでご説明します!
最後までありがとうございました!
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