声優が伝授!滑舌を良くするシンプルな方法(母音編)

声優

こんにちは
声優覆面ブロガーのれお(@seiyublog)です

滑舌を良くしたいんですが、いい方法はありますか?

こういう質問をよく養成所で頂きます。

答えは、「あります」です。
もちろんです。

手っ取り早く良くなる方法から、根本的な解決を目指す方法、オススメの本まで数回に分けて紹介していきたいと思います。

今日は母音編!

では始めます。

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滑舌の基礎は母音にあり

日本語というのは、母音と子音に分かれていて、その二つが組み合わさることで、一つの音が出来ています。

「か」=子音「k」+母音「a」

ですね。

滑舌が良くない人の原因は様々ですが、まず最初に押さえておきたいのは母音です。

なぜなら、「ん」を除くどの音にも必ず母音がついてくるからです。
どんなに舌が滑らかに早く動いても、母音の「あ」「い」「う」「え」「お」の形と音が正しくなければ、綺麗に発語することは出来ません。

では、どうやってそれを鍛えるかです。

正しい口の形と舌の位置を確認する

まずは、母音の正しい口の形と舌の位置を頭と体で覚えましょう。

今や、インターネットで検索すれば、そういった画像はたくさん出てきますので詳しい説明はここでは省きます。

こちらの本では、かなりのページを割いて、口の形と舌のポジションについて説明があって、かなりオススメの一冊です。

で、正しい口の形を理解したら、自分で実践できるかどうかです。

正しい形とポジションを体に覚えさせる

かならず鏡を見ながら、口と舌の位置が正しいか確認して下さい。
舌が左右どちらかに偏っていたり、舌先が無駄な動きをして宙をさまよっていたりしていることが多いです。

「鏡を見る」というのは、子音を練習する時にもかなり大きなポイントで、自分の感覚と実際の動きの誤差をなくすことがとても重要になってきます。

最初は母音だけをゆっくりひとつずつ声に出して確認して下さいね。
体が正しい舌のポジションと口の形を覚えるまで何回も確認しましょう。

注意して頂きたいのは、連続した言葉になった時も、必ずそのポジションに戻ってくる、ということです。

しっかりと基本の母音のポジションに戻ってこないと、正しい音にはならず流れた不鮮明な音になってしまいます。

実際のセリフや滑舌練習での訓練方法

ひとつひとつの母音の形を覚えても、子音に繋げた時、単語になった時、スピードが速くなった時、流れてしましがちです。

そういう時は、母音だけで読んで練習するのがかなり効果的です。

「今日は雨だって、天気予報で言ってた」

というセリフがあったとします。

母音だけで練習すると、

「おーああえあっえ、えんいおおーえいっえあ」

となります。

最初の「今日」は「おう」と言いたくなりますが、発音する時には、「きょう」ではなく「きょー」と伸ばすのが正解なので、「おー」です。
「天気予報」も「てんきよほー」が正解です。

あとは、「ん」と「っ」はそのまま読んで下さい。

実際にやってみて下さい。
意外と難しいでしょ?

特に同じ母音が連続するとしっかり息を使って粒立てて発音しないといけないのでかなりの訓練になります。

3回ぐらい母音だけで読んだあと、普通に読んでみて下さい。
明らかに言いやすくなるはずです。

母音の発音への意識が高まった証拠です。

言いにくいセリフなどが出てきた時に、この母音発音法をやると、言いやすくなります。

日頃の訓練にも、そして速攻性もありますので、ぜひ繰り返し練習して下さい。

オススメの本とグッズ

最後にオススメの滑舌本とグッズをご紹介。

どれも僕が実際に読んだり使ったりしていいなと思ったものです。
気になったらお試し下さい。

まず滑舌について、正しい情報と具体的な改善方法が書かれているオススメ本です。

『「魅せる声」のつくり方』
先ほども紹介した本ですが、かなりのオススメです。
プロになってから手にしましたが、未だに何度も読み直しています。

『日本人のための声が良くなる「舌力」のつくり方』
篠原さんのもう一冊です。
ストローを使った舌の筋トレなどが掲載されています。

『声と言葉の教科書 勝てる日本語!勝てる話し方!』
アナウンサー福澤朗さんの本です。
面白く読めて実践しやすい滑舌と発声の教科書です。

最後に僕が日々の滑舌練習で使っているグッズをご紹介。
『Bevo』

ヴォーカルトレーニングのグッズなのですが、喉が開いた状態で、舌の動きを確認しながら、舌の筋トレもできる優れものだと思います。
継続的な使用をオススメします。

まとめ

今日は滑舌の基本、母音の練習法をご説明しました!

何事も継続が大切です。
1年間毎日継続するだけで、100人に一人になれます。

それだけ継続って難しいんですよね。
裏をかえせば、やりさえすれば99人に勝てるということです。

どっちがいいかもうあなたの答えは出てますよね?
一緒に頑張りましょう!!

何か質問などあればコメントにどうぞ!

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